子供の歯の事。子供の成長とむし歯になってしまうタイミング!!

オススメ

こんにちは。歯科衛生士こりょです。私はInstagramで情報発信しています。Instagramも覗いてみてくださいね。只今、ママとお子様のお口の事から健康になれる教室を準備中です。スモールにスタートしていこうと思います。

子供の数だけ、その子のむし歯予防方法って違ってくると思います。スタンダードなむし歯の予防方法にプラスやマイナスしたりした個別のカスタマイズむし歯予防をお伝えできればと思ってます。

今日のテーマは、『子供の歯についてです』この投稿では、子供の歯のむし歯になるタイミングについてお話しを書いていきます。

お口について知るということで、事前にむし歯の対策方法を知っていくと健康的なお子様を育てるお手伝いになるかと思ってます。お子様の成長とともに変わるお口のぜひご自身の子育てに活用して行ってくださいね。

子供の歯は何本?永久歯は何本?

何本でしょう??

答えは…

乳歯(子供の歯)は、上の歯10本、下の歯10本の合計20本の歯が生えそろうと乳歯列の完成です。子供の歯が揃った状態です。

では、

永久歯は??

永久歯(大人の歯)は、上の歯14本 下の歯14本合計28本です。それとは、別に親知らずが4本あるので正確には、合計32本です。最近では、親知らずがないお子様や親知らず以外にも先天的に永久歯の複数ないなどが見られるお子様もいらっしゃいます。

子供の歯はいつ生えていつまでに永久歯になるの?

では、見ていきましょう!!

何度も言いますが、歯が生えてくることも生え変わりも個人差があります。わたしの経験の中では、早い子だと生後4ヶ月から歯が生えてくるお子様がいました。遅い子だと1歳半です。生え変わりは、早い子だと5歳から遅い子だと8歳10ヶ月です。これだけの開きがあることは知っててくださいね。

一般的に乳歯(子供の歯)が生えそろうのは、2歳半から3歳までとされています。では、大人の歯に生え変わるでって何歳かというと…。乳歯から永久歯に生え変わるのは、11歳〜13歳ごろなんですが、親知らずまでの永久歯が生えそろうとなると、個人差があり、成人してからの場合もあります。実際には個人差があるので全てではありませんが、21歳ごろまで永久歯が生えそろうことになります。まれに親知らずが元々ないお子様もいらしゃいます。これも、個人差があります。

歯の生え変わりのサイン

生え変わりの時期とされている事と異なる場合もあるのですが、早いお子様だと5歳から下の前歯からぐらついてきて生え変わっていきます。そのころに6歳臼歯と言われる永久歯(乳歯のもっと奥の歯)が生えてきます。この歯は、生えていることに気づかずむし歯になってるケースがありますので、生えてきてないかチェックしてくださいね。下の前歯のぐらつきがはじまったら、特に上の臼歯チェックしてね。

ちなみに私の娘は、小学2年生で初めて歯が抜けて、今年、4年生になりますが。前歯の8本のみが生え変わり奥歯は、まだまだ歯が抜ける気配がありません。遅いです。

私は、基本的に遅い方がいいと思ってた方なので、良かったと思ってます。(なぜなら、手入れの難易度が増していきます。)

私の娘に関しては、歯の並びをどうにか治したい一心もありお口のトレーニングや咬むトレーニングを行っています。なのでアゴの成長を促す段階の今は、ゆっくり生え変わってくれる事を願っています。

子供の成長とお口の環境

お子様が成長していく時にアゴが成長していきます。歯も生えていきます。栄養をとるものも母乳(ミルク)だけだったのが離乳食が始まって、赤ちゃん用のおやつ食べていったり、果汁を飲むようになったり、普通食を食べれるようになって、お砂糖たっぷりのおやつを食べるようになっていきます。

だんだんと成長と共に食べる回数(頻度)が増えていきます。そうするとお口が酸性になってしまい歯が溶ける→再石灰化する前に食べると歯が溶ける→むし歯菌も元気になって歯を溶かす。結果むし歯になる。と言う流れを作ってしまいます。

そこで食べる回数(頻度)の見直しや歯みがきでのリセットする時間や食後にガムを食べて、再石灰化を促すようにしていくことが重要になっていきます。

甘いものを食べないって言っても、ちょこちょこ食べて食べる回数が6回、7回と多くなるとむし歯のリスクもどんどん上がります。それよりも1回だけ甘いものを食べる方がむし歯のリスクとしては下げることができるんですよ。

食べる回数(頻度)とむし歯のリスクが比例するんですね。

お子様のむし歯のタイミング

では、お子様のむし歯になりやすいタイミングって、いつだろうと考えた時、赤ちゃんのミルクだけで育ってた頃よりも食べ物の食べれる種類が増えた時やお子様自身が好きなものを自由に制限なく食べるようになった時にむし歯のリスクも上がっていくんです。

3歳くらいになったら、自分の好き嫌いが出てきて、自分の好みが出来上がってきます。そうすると、ママは、食事自体子供の好みに合わせて作ったり、食べないと心配でパンやフルーツやお菓子をちょこちょこあげてしまったりします。食べるものを与える。

そう言ってる私もそうしてました。しかし、必ずしもそれがいいわけではないと後で気づきました。

私の子供は麺類が大好きでよくうどんやそうめんを食べさせていました。よく食べるものだったのと仕事も忙しかったため、楽だからよく食べさせてました。そうすると、一食の中で炭水化物量が多くなってしまい子供にとって必要な栄養が取れてないことがありました。(糖質が多い食事に‥)

カロリー過多になったりもするし、柔らかい物だけになったり、野菜から、お肉から、お魚からの栄養が取れてない食事になってることもあります。(後に食育を学んで驚きました。)

歯であれば、ビタミンやミネラル不足も心配ですね。いろんな食材を使った食事はもちろん、遊びも大切で日光を浴びるなどした方がいいですね。(ビタミンDの生成)

話がそれてしまいましたが、子供の好きなものばっかりだと栄養も取れず体を形成することもままならなくなってしまいます。

子供の好きな甘ーいものが増えることや柔らかいもので噛まなくなり、お口の筋肉が育たない。唾液分泌が少なるなどの理由から、むし歯のリスクが高まってしまうのかと思います。

検診のお手伝いをしていく中で、お子様のお口を見る機会が増えていますが、3歳以降にむし歯が増える傾向が見られます。その時期から自分の意思を伝えることができるため、好きな食べ物食べやすい食べ物を食べる機会が増えていくので、制限なく自由に食べていることで、むし歯も増えていくのかと思います。

知ってほしい。幼若永久歯(ようじゃくえいきゅうし)

幼若永久歯聞いたことありますか?

生え始めたばかりの永久歯のことをそう言います。生えてきた永久歯の秘密と言ってもいいくらいのこと。生えてきたばかりの永久歯は、まだできあがってないです。(未完成なんです)

生えてきて、1〜2・3年かけて唾液にさらされて、ミネラル補給をして、強く固くなっていきます。その間は、むし歯菌の出してる強〜い酸に負けて溶けてしまうことも多いです。

それと同様に飲み物や食べ物の酸にも弱いので注意が必要です。だらだら、炭酸飲料飲んでると溶けて歯がなくなってしまいますよ。(😱)

そんな幼若永久歯には、フッ化物が有効的なので、ぜひ使ってほしいです。6歳臼歯が生えたら、1450ppmの歯みがき剤を使用してほしいです。(フッ素濃度up)


⇧低発泡でミントが辛くないので子供にもおすすめです。(1450PPmの歯みがき剤です)

そうすることで、歯の石灰化(固くなるよ)が進みむし歯菌に負けない歯になります。子供の身体にとってもよく噛んで食べることはものすごく大切。そのためにも歯を守って、お口の環境を整えていきましょう。


⇧フッ化物洗口剤です。永久歯生えてきた頃からやっていきます。

まとめ

子供の成長とむし歯のタイミングについてお話し書いてきました。いかがだったでしょうか?もう一度まとめていきます。

乳歯は、20本永久歯は28本プラス親知らず4本の計32本になります。実際、大人になるにつれ体も大きく顔も大きく口の中も大きくなっていきます。歯の本数もだんだんと多くなって、管理する歯も多くなっていきます。永久歯が乳歯より奥に生えてくることも知っておかなければ、歯が生えてるのに気づかないむし歯になってることに気づかないことも起こる可能性があります。

ゆっくり、お子様の口をのぞいて、歯の生えているチェックをしてみてください。知らずに永久歯生えてるかもしれませんよ(笑)

そもそも、歯の確認ってのが大切ですね。生え始めの歯は、まだしっかり固くないので、虫歯になりやすい歯なので、しっかりフッ素ケアをしないと虫歯になってしまいます。

むし歯になるタイミングの一つに3歳以降の食生活のこともあります。

噛むこと→唾液を出して、むし歯予防

栄養不足→歯に必要な栄養素が取れない。(ビタミン、タンパク質、ミネラルなど)

甘いものが増える傾向→むし歯菌の栄であるお砂糖が豊富

これらを注意してよりむし歯を作らないようにしていってくださいね。

生えはじめの歯は未完成であるということ。1〜2・3年かけて完成します。その間は、歯を早めに完成させるためにも、お口の中にフッ素を取り入れたり、よく噛んで唾液を分泌させていきましょう!!

参考になれば幸いです。大好きな子供にむし歯のないお口の環境を作ってプレゼントしましょう。

タイトルとURLをコピーしました