こんにちは。歯科衛生士こりょです。今日は、歯科衛生士の私が子供の指しゃぶりとの戦いについてvol.2として書いていきます。子供との経験から、職場(歯科医院)でも指しゃぶりに悩んでいるママと子供のサポートをしていくお仕事を行ってきました。
そこで見えてきたママの気持ちだったり、子供の気持ち、歯並びの変化やお口の変化をお伝えできればと思います。私自身の子供が指しゃぶりしていたことで、同じくお子様の指しゃぶりで悩んでいたママの気持ちに共感することができました。痛いほどわかります。何人もサポートしていて、子供達が無事に指しゃぶりが卒業ができ、悩んでいたママの笑顔を見れたことが忘れられません。このブログのなかで、ママが何かヒントを見つけて、指しゃぶりを卒業してくれるお子様が一人でも多くいてくれたらと思います。
ここでは、私の子供との指しゃぶりのお話をしていきます。卒業できたと思ったら、再発したりと長い付き合いだったので、シリーズとして書いていきますね。最後まで読んでいただけるといいなと思います。
※私の子育ての記録として書いてるので、指しゃぶり以外の記載ありますがご了承ください。
前回vol.1を読んでない方は、ぜひ読んでくださいね。
再発確定でショックの私
1歳半から2歳の誕生日を迎えた頃には、子供の指しゃぶりは、ますますはっきりしていて。私がそうさせたのかと自己嫌悪に陥ってました。その一番の原因が歯科衛生士であるのに、指しゃぶりってなんなのかを全くわかってなかったからです。それからいろんな本や働いていた歯科医院の歯科医師の先生など聞いてまわりました。
『自然にやめれるよ』『ちゃんとギュッて子供を抱きしめてたら治るよ』『4歳までは様子見ていて』なんてアドバイスを受けました。違和感はすごくあったけど、本にも書いてあったしそんなものなのかと思っていました。
ネット情報に書いてあるように子供に寂しい思いをさせていたのかもしれないとスキンシップも必要以上にたくさんしました。しかし変わらない。そのまま様子を見ることにしました。
ちょっとだけ😅言い訳します!!
仕事の事務的作業(後輩指導や患者さん指導用の資料作りなど)も家に持ち帰り、夜遅くまでおこなっていて、家事・育児と忙しくなってきた事もあり子供には申し訳ないけど、少し後回しになってしまった。トイレトレーニング中だった事もあり、手一杯の私は、みないふりをしていた。
毎日、おねちょの布団を洗ったり、朝ごはんを子供に食べてもらうは本当に大変でした。「4歳までは様子みてもいい」って先生も言ってたし…。(人のせい)
なんと1年半もの間ほったらかしてしまいました。もちろん、指しゃぶりに関してです。子供には、もっと積極的に指しゃぶりにしていけばと今は思います。
研修会でのお話
ちょうど、小児歯科の研修会にいった際、たまたま指しゃぶりのお子様の話を聞く機会がありました。なんとタイムリーな研修会で嬉しく思いました。メインは『ポカン口』だったので、少しの間でしたが、実際に指しゃぶりのお子様をみてる先生だったので、参考にしようと思いました。
年齢別で指しゃぶりのやめ方を説明されてました。その時に知ったのですが、小学生でも指しゃぶりに困ってるお子様や指しゃぶりやめた後で別の癖がでるお子様がいるのを知りました。
そこで紹介されていた方法を自分の子供にもやってみようと思い研修会で紹介されていた絵本を取り寄せて、読み聞かせしていくことにしました。
ゆびだこ
よくみたことあるのではないでしょうか?指しゃぶりがやめれたと言われる絵本です。この絵本は、大人にとってはなんともなくても子供にとっては、少し怖いようです。
もじゃもじゃペーター
ちょと、こわーい絵本なので読む時は事前に口コミ見てみてください。いくつかの物語が書いてあるんですけど、悪いことしたら、こんな怖いことが起こるよって感じの絵本です。その中に指しゃぶりの部分があるのですが、結構怖いです。
ゆびしゃぶりやめさせられるかな
初め部分は絵本になっていて柔らかいお話し。後半は、指しゃぶりについて体験談や詳しく書かれています。少し前の本なので在庫がないところもあります。
まだ、2歳半の小さかった子供には理解できておらず…うちの子には効果はなかったんです。なので効果ないじゃないって思ってたんですが、のちにサポートしていくお子様の中で絵本でキッパリやめたお子様もいたので効果はあります。子供のパーソナルで効果の出方が違うのかなと感じます。
全然治らない。歯科衛生士なのに…!!
夜間・日中も指しゃぶりをしているうちの子。どうしたらいいのかわからなかった。自己嫌悪の日々。色々試すも何も効果なし。絵本・手袋・テープなど試しました。気持ち的に爪に苦いのを塗ったりはしたくなかったのですが、治らないならすべきなのか迷ってました。調べていくと、いろんな器具がありました。のせますね。
指しゃぶり 防止 矯正器
ものものしく見えていたので使用はしなかったのですが、こちらで強制的に治す方法もあります。見せてこれ使わないといけないよとお話しすることもできますね。
指しゃぶり 防止 マニキュア ビターネイル
私の中では、なんとなく塗りたくなかったのですが、こちらで辞められたお子様もいらっしゃいます。
指しゃぶり 防止 矯正器 手袋
サイズもあり、小さな段階から使用できます。私はミトンで対応していましたが、指が決まってるんであれば、専用な手袋の用意でもいいかもしれません。通気性良さそうです。
指しゃぶりと楽しくバイバイ 絵本と指シ-ル 指しゃぶり卒業キット
こちらもいいですね。目標を決めて卒業までステップアップしていく絆創膏と絵本。3歳半〜のお子様に効果ありそうだと思います。私は、シール貼ったり、キャラの絆創膏を貼ったりしてました。
いろんな器具や道具があります。子供の性格によって選んで使ってみてもいいかもしれません。
子供の観察していくと…。
日中は、おもちゃが手元にあると指しゃぶりしない時間がありました。もう一つ。お絵描きのクレヨンをもってるとき、気づきました。そこで、指しゃぶりしないように遊ぶためにお絵描きを多くしたり、指しゃぶりしそうな時におもちゃで気を引くことをしました。いつでも遊べるように周りにおもちゃを置いて、ボールやおもちゃなどを手元に置くようにしました。
日中の指しゃぶりが劇的に減っていったのです。
相変わらず、寝てる時は指しゃぶりしていることはあったのですが、以前のようにずっとではなく、眠りについたら指をお口からこっそり外していたのですが、だんだんと自然に指が離れるようになり、指を入れななくても眠れるようになってきました。本当にだんだんとです。2ヶ月くらいかかったかもしれません。3歳になってた。無事に卒業できました。
このことから日中の指しゃぶりの改善が夜間の指しゃぶりを止めるためのステップなんだと感じました。日中の指しゃぶりをしなくなれば、夜間はしなくなってくるということなんだと。
もしかして再々発するのでは?
指しゃぶりをしなくなったうちの子は、指をお口に入れることが全くなくなっていたのですが、ある日、夕食を作りながらキッチンから遊んでいる子供をみていた時に、手をじっとみていることがあり、もしかしたら指しゃぶりの再再発?ではと心配になりました。一度再発したこともあったので、また始まるとやめるまでの時間がかかると思い「絶対にダメ」と思いながらも声が出ず様子を見ていたら、指をお口に入れることをせず、おもちゃで遊び始めました。
心の中で『娘よ。ありがとう』と思いました。
これこそ、無事に指しゃぶりの卒業ができた瞬間でした。とても嬉しかったです😊
子供の成長を感じたのと同時に歯科衛生士でもわからないことは、ママたちってもっとわからないんだろうなと思いました。この経験はいつか形にして伝えたいと思いました。その機会が今回の投稿です。お子様の指しゃぶりでお困りのママの参考になれば幸いです。
次回は、指しゃぶりサポートしていく中で感じたことを書いていこうと思います。お楽しみに。