お子様の指しゃぶり卒業を考えるママ必見!タイミングとサポート方法

オススメ

こんにちは。歯科衛生士こりょです。指しゃぶりについて今考えていることをシェアしていきたいと思います。私は、自分の子供が指しゃぶりをしていて、本やネットで学んでいくうちになんか違和感を感じることもありました。

そして、その経験から歯科医院でも指しゃぶりのお子様のサポートを行っていました。子供の数だけ対応が異なることにも気づきました。そこで見えてきたことと今思うことを書いていきます。

ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいですし、指しゃぶりに悩むママさんの参考にしていただけたら嬉しく思います。私が指しゃぶり卒業を成功させた秘訣を少し紹介です。

臨床的で感じたこと

6歳以下と6歳以上でお話ししていきます。

6歳以下

6歳以下のお子様は、なんと言っても『素直』なんでも約束を守ってくれます。その素直さがあることでお子様も必死になり約束通り行動してくれます。比較的早めに指しゃぶり卒業へ向けての変化が見られます。私の担当したお子様の中には、早い子だと2週間で卒業できた子もいました。ほぼ3ヶ月以内には卒業し、6歳以下の卒業率は、100%でした。

6歳以上

人数としては、少ないのですが、小学生・中学生となるとかなり難しくなります。二言目には「どうせ」「やめれないよ」と自分で決めつけてしまうお子様が多い印象です。本人の中でも何度もチャレンジしてみたものの指しゃぶり卒業に失敗した経験がその言葉を言ってしまうのでしょうね。そうなると、本人の気持ちとの向き合いが必要になり、かなり苦戦してしまいます。確率は、30%〜40%なんじゃないかな?

しかも、年齢とともに悩みの深さが大きくなるお子様がいらしゃいます。

卒業のタイミングはいつがいいの?

私の考えでは、指しゃぶりは悪いものではありませんが、やめるタイミングっていうのは、早いほうがいいと思っています。そのほうが簡単ですし、お子様自身も記憶に残らないからです。

よくよく考えると、4・5歳から歯並びが悪くなるからと、今まで習慣付いた指しゃぶりをいきなり『今日から、やめてください。』ってことは、とても難しいんですよね。

お子様にとっては、指しゃぶりをしているから怒られる。指しゃぶりをしているとママの顔がこわばる。指しゃぶりをやめないから、歯科医院へ行く。指しゃぶりをやめないから爪に苦い(辛い)ものを塗られる。などなど。小さな子供にとっては衝撃的なものばかりなんです。

 年齢難易度               やめさせ方(1例)
6・7ヶ月    ◎  指をお口に入れたら、スーッと気づかれないように、おもちゃとすり替える
1・2歳 ◎おもちゃにすり替えたり、絵本やママのお話で卒業を促す。ミルクをやめるのと同時期になるので少し大変ですね。
3〜6歳○〜◎よく話して、指しゃぶりをやめるよう促していきます。この頃になってくるとお子様もお話を理解してくれます。第三者の助言(約束)などすると効果的。
小学生△〜✖️お子様自身の強い意志が不可欠です。自分で考え行動しないと、なかなか効果が出ません。とても難しいです。相談できる方が近くにいるといいですね。

私が考える指しゃぶりをやめさせる方法の紹介です。お子様によって変えることもありますが、こんな方法でも指しゃぶり卒業へ導いてあげれるんですよ。ただし何度も繰り返すことが大切です。1・2回では無理です。

とても大切なことがもう一つ。変化が見られたら、大げさに褒めること。多めにスキンシップするといいと思います。少しの変化でも『ママ嬉しいよ〜』と言いながら褒めてあげてくださいね。

お子様は、男の子、女の子に関わらずママ大好きなので、ママが喜ぶなら、指しゃぶりの卒業も喜んで頑張ってくれますよ。

自然に指しゃぶりやめるって??

指しゃぶりして治らないお子様よりも自然にしなくなったお子様が多数だと思います。しかし、全く自然にやめていくわけではないと思います。赤ちゃんの頃や1・2歳の頃にママが『指チュチュやめようね』だったり、『指さんは、お口じゃないよーここだよー』『お誕生日なったらやめようね』などの優しい言葉で教えているのではないでしょうか?絵本を使ってお話ししてもいいですね。それを続けていることでやめれるんですよね。

『指しゃぶりをやめること』のお話しをお子様にちゃんとしてあげることが大切なんです。しかも何度も何度も繰り返していくことなんですね。怒ったりしてはいけませんし、指しゃぶりがOKの時があってもいけません。(指しゃぶりがダメなのか。いいのか。どっちか混乱してしまいます)

そうやって、何度も繰り返し、お話しすることをしているから、お子様もゆっくり準備ができて、卒業できるんです。

オムツを卒業するときも何度も失敗してお漏らししちゃうけど、何度も失敗しながら、『オムツをしなくてもいい状態』を体や心が覚えていきます。そして、オムツ外しても大丈夫になっていきますよね。

それと一緒の気がします。

結果が出るお子様の特徴

子供達に対しては、指しゃぶりを『恥ずかしい』『やめたい』と思っていることがキーになります。前提として、本人の指しゃぶり卒業する気持ちがあるかで、結果は大きく変わってきます。もちろん、それを近くで見ているママたちも同じです。

指しゃぶりしている赤ちゃんは可愛いですし、この時期に見れる特別な行為の1つだから。やめなくてもいいと思っていませんか?お子様が落ち着くならいいし、指しゃぶりするとよく寝てくれるし、可愛いしてん。なんて思ってしまいますね。現に私もその一人だったと思います。

しかし、ママがそんな気持ちであれば、お子様にも伝わってしまいます。子供は感じることができるんです。(空気を読むことの達人です)

保育園の先生やお友達による影響も多いです。先生が導いてくれることもありますが、現在は、それさえ許されない保育園もあると思います。友達が指しゃぶりに対して指摘したりお子様自身が友達との違いに違和感があって、やめることができたりと。家族以外の言葉や行動がやめるために役立ってることもありますね。

指しゃぶり卒業するお子様の多くは、お子様自身で指しゃぶり卒業したいと考えていますし、ママも隣でサポートしてくれるような環境が必要なんですよ。

どんなこと指導していた?

私は、指しゃぶりをやめることができないお子様に寄り添いママの頑張りを認めて、アドバイスをしてきました。主にしていたのは、カウンセリング(子供とのおしゃべり)を大切にしています。信頼関係の構築するためには、それが一番。私にだったら話せるという雰囲気にしていきます。次回までに達成することを自分自身で考えてもらいます。本人が決めて約束してくれたら、大抵やってのけますよ。(2・3歳だとママにやってもらったりもします。)

もちろんうまくいかなかったこともあります。「それは、どうしてできなかったのか」その時のお子様の感情と向き合って、導き出します。そして、本人と一緒に改善点を考え、お子様に「やるべきこと」を決めてもらいます。何度も何度も卒業までの間、行います。

答えは、お子様自身で考えるようにしていきます。考えて実行するプロセスがあることで、指しゃぶりを再発した時に自分で、考え、決めて対策してくれます。やめさせるではなく、やめ方を教えていくのです。

指しゃぶりを行うこ子の多くは、低位舌・舌突出癖・口唇閉鎖不全になっています。それがあると、指しゃぶり卒業後でも歯並びや口呼吸に悩まされるようになるので、一緒に口腔周囲筋のトレーニング方法を教えていきます。

卒業間際には、指しゃぶりの後戻りのお話をして、解決策を提案しています。

指しゃぶりのサポート終わったあとは…

『やめれたよ〜』「指だこ小さくなった。見てみて」『できるって言ったでしょ(ドヤ顔)』感想はさまざまですが頑張った子供達の嬉しそうな笑顔に本当に癒されます。これが私のサポートした時のご褒美。一緒に考えて、一緒に悩んであげることで最後には、ちゃんと結果として指しゃぶり卒業してくれるんですね。私もサポート中は、我が子のように厳しくしたり、褒めたりするので、自分ごとのように嬉しく思います。

お子様には、表彰状とプレゼントをちゃんと用意します。歯ブラシや私の趣味ハンドメイドが大好きなので、お子様一人一人に対して、そのお子様にちなんだご褒美を作ってます。(決して上手ではないですよ!!😆)

子供達にとっては勲章として思い出として残っているようです。

最近は指しゃぶり卒業の経験をインスタにあげてるママも多くなってるよ。

Instagramの投稿を見ていると、以前に比べて、指しゃぶりの投稿が多くなってますね。かわいい漫画になってたり、写真で報告していたり、あらゆるグッツを使って卒業したお子様も多い印象です。もっとたくさんの経験をsnsやmediaに出して欲しいです。自分と同じ境遇のママさんがいるとすごく心強いですよね。

子育てしているママだから専門的な知識がないからこそ、現在は、スマホですぐ見れる環境があってすごく素敵だと思いました。ご自身のお子様にどの方法が合うのか試してみるのもいいですね。

私自身、ブログを通して、娘の指しゃぶりの歴史を書かせていただきました。すべてのお子様の未来に歯並びいい未来を呼び込んで欲しいと思っています。

まとめ

いかがだったでしょうか?指しゃぶりって言っても考え方って、さまざま。かわいいと思うなら、そのままにしますか?いずれ子供も成長して指しゃぶりをするのを想像するとどうでしょうか?

子供達は、勝手にやめれるわけではありません。隣で誰かが教えてくれたり、お友達との違いを感じれること。何度も繰り返し話してあげることが必要です。子供と向き合って卒業の準備をしていくプロセスが大切なんです。指しゃぶりが長くなると、歯並びだけじゃなく、外見や体の健康にも大きく関わってくるのがわかっています。なので、幼いときどのタイミングで指しゃぶりの卒業の準備をするのか考えて行ったほうがいいですね。

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